避難行動
避難行動の考え方
避難とは「数分から数時間後に起こるかもしれない自然災害から『命を守るための行動』である」と定義しています。
命を守るための行動だから、一般的に考えられてきた小中学校の体育館など公的な施設への退避だけが避難ではありません。避難情報が対象とする避難行動として次を挙げ、指定避難場所や安全な場所へ移動する避難行動を「立ち退き避難」、屋内にとどまる避難行動を「屋内安全確保」に分けています。
①指定避難場所への移動
②自宅から移動しての安全な場所(ご近所さん、親せき、友人宅)への移動
③建物内の安全な場所での退避
自宅にどのような災害の脅威があるかを知ることが大切です。
住まいが河川沿いにあれば水害の危険があり、背後に急傾斜地が迫っていれば土砂災害の危険があります。
住居はその立地条件ごとに異なった災害の脅威にさらされている。私たち住民はまず、さまざまな自然災害に対して、わが家にはどのような脅威があるのかをあらかじめ知っておかなければなりません。そのうえで、それらの災害の脅威が迫ったとき、自分や家族はどのような避難行動をとればよいのか、立ち退き避難をすべきなのか、屋内安全確保で命は守れるのかなどを判断しておきます。
避難情報
町長は、地震・風水害で避難が必要と判断したときは、避難情報を発令します。
防災行政無線、テレビ、ラジオをつけて、防災気象情報や町からの避難情報に注意しましょう。
中央防災会議から国民へのメッセージ
『国民の皆さんへ ~大事な命が失われる前に~』
◆自然災害は、決して他人ごとではありません。「あなた」や「あなたの家族」の命に関わる問題です。
◆ 激化した気象現象は今後更に悪化するでしょう。
◆ 行政が一人ひとりの状況に応じた避難情報を出すことは不可能です。自然の脅威が間近に迫っているとき、行政が一人ひとりを助けに行くことはできません。
◆ 行政は万能ではありません。皆さんの命を行政に委ねないでください。
◆ 避難するかは「あなた」が判断してください。皆さんの命は皆さん自身で守ってください。
◆ まだ大丈夫だろうと思って亡くなった方がいたかもしれません。河川の氾濫や土砂災害が発生してからではもう手遅れです。「今、逃げなければ、自分や大事な人の命が失われる」との意識を忘れないでください。
◆ 命を失わないために、災害に関心を持ってください。
◆ あなたの家は洪水や土砂災害等の危険性は全くないですか︖
◆ 危険が迫ってきたとき、どんな情報で、どこへ、どうやって逃げますか︖
◆ 「あなた」一人ではありません。避難の呼びかけ、一人では避難が難しい方の援助、地域の皆さんで助け合いましょう。行政も、全力で、皆さんや地域をサポートします。
※中央防災会議 防災対策実行会議 平成30年7月豪雨による水害・土砂災害からの避難に関するワーキンググループ 「平成30年7月豪雨を踏まえた水害・土砂災害からの避難の在り方について(報告)」から引用
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