友好自治体等(国外)のご紹介

更新日:2025年01月17日

友好交流協定締結の国外自治体

山ノ内町は、令和7年(2025年)1月現在、以下の国外自治体と友好都市提携が結ばれ、交流事業を行われています。

自治体名 友好交流協定締結日

フランス共和国 オート・サヴォワ県

サン・ジェルヴェ・レ・バン市

令和7年(2025年)1月8日

アメリカ合衆国 コロラド州 ベイル町

平成30年(2018年)1月25日

中華人民共和国 北京市密雲区

平成19年(2007年)4月27日

 

フランス共和国 オート・サヴォワ県 サン・ジェルヴェ・レ・バン市

山ノ内町とサン・ジェルヴェ・レ・バン市は、いずれも豊かな自然に恵まれ、歴史ある大規模スキーリゾートと温泉地であり、それぞれの地域が持つ魅力を活かした観光振興に取り組んできました。令和6年(2024年)4月、町訪問団は現地を訪れ、温泉や観光施設、最新の交通インフラ、文化遺産などを視察。地域の人々と自然という財産を守りながら、責任ある観光を推進するという価値観を共有しました。

この訪問を通じて、観光、教育、文化、スポーツなど幅広い分野での協力を進めていくことを双方が合意し、令和7年(2025年)1月のサン・ジェルヴェ・レ・バン市訪問団の訪町に合わせ、友好交流協定を結ぶこととなりました。 

概況

サン・ジェルヴェ・レ・バン市(人口:5,719人(2023年現在)、面積:63.63km2)は、フランス南東部のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方のオート・サヴォワ県にあるコミューン(最小行政単位)である。フランス第2の都市リヨンから東に約210km、車で2.5時間、鉄道で約5時間を要する。ヨーロッパアルプスの最高峰であるモンブラン(標高4,807.81m)への登山口となっており、フランスの鉄道としては、最も高い標高(2,372m)まで到達する登山鉄道「モンブラン・トラムウェイ」が整備されている。「レ・バン」とは、温泉という意味である。

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空から見たサン・ジェルヴェ・レ・バン市(写真家 ボリス・モリニエー)

 

【歴史】

1806年に源泉が発見された後、温泉療養で栄え、1930年代以降スキー産業で発展した。温泉は皮膚疾患・呼吸器疾患に効能があり、⻑らく治療目的で利⽤されてきたが、約20年前に一般向けのテルメ施設が整備された。源泉は町が保有しており、ロレアルが施設の管理運営を行っているほか、温泉水を活⽤したコスメグッズが開発され販売されている。

 

【観光】

フランスで3番目に大きい「Evasion Mont-Blanc」と「Saint-Gervais / Les Houches」の2つのスキー場、Le Fayet(標高580m)とNid d’Aigle(標高2372m)を結ぶモンブラン・トラムウェイ(登山鉄道)、温泉公園と1段高台に位置する市の中心部を結ぶための水の力で動く傾斜エレベーター、2001年にオープンされた温泉施設(Les Thermes De Saint-Gervais Mont Blanc)など、様々な観光施設を有する。市による開催されているアルペンスキーのワールドカップのほか、スノースポーツ以外のアクティビティも充実しており、年間を通じて楽しめる観光地である。

HP Saint-Gervais Mont-Blanc (saintgervais.com)
交流分野 スキーエリア、テルマリズム(温泉施設)及びウェルビーイング、青少年及び学校、文化、ガストロノミー、観光、スポーツ
交流活動

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山ノ内町文化センターにて友好協定書の調印式を行っているサン・ジェルヴェ・レ・バン市ジャン=マルク・ペイエックス市長(左)と山ノ内町平澤岳町長(右)

(友好交流協定締結式 令和7年(2025年)1月8日)

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アメリカ合衆国 コロラド州 ベイル町

阿部長野県知事のコロラド州訪問を契機に県が仲介をして、平成28年(2016年)8月に町長をはじめとする訪問団がベイル町を訪問するなど、友好提携へ向けて交流を行ってきました。山岳観光地として当町との共通点も多いことから、平成30年(2018年)1月にベイルから訪問団が視察及び友好提携のため来町され、友好交流提携を締結するに至りました。

新型コロナの影響で延期になった両町間の友好交流の復活と交流取組の再開に向け、山ノ内町による代表団は2023年10月にベイル町へ訪問しました。

概況

ベイル町(人口:4,835人(2020年現在)、面積:12.23km2)はアメリカ合衆国コロラド州イーグル郡に属し、デンバー国際空港より西に約160km、州都デンバーからは車で2時間程度の距離にある町です。年間を通じたリゾート地として発展している、観光が盛んな地域です。生ごみのコンポスト(堆肥)によるリサイクル率を伸ばすための取組、町民や観光客が無料で利用できる町内を走る電気バスの導入、EV(電気自動車)用の充電スタンド設置など、環境にやさしく持続可能な開発を充実している。

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ベイル町の様子

 

【歴史】

19世紀中頃に白人が到着するまでは、ユト部族(自称「ヌーチ部族」)の狩猟地及び夏季の居住地であった。第二次世界大戦時にアメリカ軍の訓練場所として使用された後、1962年に退役軍人らによってスキー場の開発が開始された。当時ゴア山脈を通ったアメリカ合衆国第6高速道路一部の建設管理者チャーリー・ベイルの名をとり、1966年にベイル町として自治体法人化。1970年代にはスキーリゾートとして世界的に知名度を高めていった。1980年以降はゴルフ場やマウンテンバイクコースが設置され、夏季にはコンサートが開催されるなど、年間を通じたリゾート地として発展している。

 

【観光】
町内のベイルスキー場は北米最大級の規模を誇り、過去3回、アルペンスキー世界選手権が開催されている。スキー全米代表チームの合宿所として利用されるなど、国内外からスキーヤーやスノーボーダーが集まる。スキー・スノーボードを中心とした観光業が主要産業であり、周辺地域と合わせて21平方km以上の滑走可能エリアを有している。スキー場周辺にはホテルやロッジといった宿泊施設、レストランやスパ等が整備されたリゾート村が広がっている。

HP Vail, CO | Home
交流分野 教育、文化、観光、環境
交流活動

2018_ベイル町代表団来町.JPG

山ノ内町庁舎ピースフルガーデンにて友好交流記念碑の除幕式を行っている当時山ノ内町竹節町長(左)とベイル町チャピン町長(右)

(ベイル町代表団来日 平成29年(2018年)7月)

関連記事 【外部サイト】山ノ内町が全米屈指のリゾート・ベイルと協定 スキー観光で協力加速 - 産経ニュース (sankei.com)

中華人民共和国 北京市密雲区

平成12年(2000年)から双方訪問を行いながら友好関係を深めた密雲区と山ノ内町は、農業技術、文化・観光、アウトドアスポーツなどの分野で交流と協力で深い友情を育んできました。友好交流を正式に進めていくことについて双方が共通認識に達した平成18年(2006年)から平成20年(2008)年にわたって、友好交流事業に関する覚書及び議定書を通じて友好都市の関係を構築しました。

今後の交流について、双方訪問及び文通を行いながら、交流の強化、協力関係の深化を推進するための交流事業を促進しています。

概況

密雲区の名称は元々「密雲県」であったものの、2015年の市轄区への昇格によって変更されました。現在の密雲区は、北京市の北東に位置し、常住人口約53万人で首都である北京市の重要な飲用水源地及び自然環境地です。総面積は2229.45平方キロメートルで、北京市最大の面積と最も美しい環境を持っています。区全体では17の鎮、2つの街、及び1つの市街地の役所を管轄しており、常住人口は52.8万人です。環境のほか、医薬・健康、スマート製造、省エネ・環境保護、科学技術サービスといったリーディング産業を構築しています。

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【住所】北京市密雲区不老屯鎮の付近

HP 密雲区 (beijing.gov.cn)
交流分野 技術、文化、教育
交流活動

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密雲区・山ノ内町友好交流提携10周年記念植樹

(密雲区代表団来日 2017年4月18-20日)

関連記事 【外部サイト】中国北京市密雲区人民政府友好交流代表団が長野県に来ました。(李) | 国際交流員って何をやってるの? (nagano-ken.jp)

この記事に関するお問い合わせ先

未来創造課 移住国際交流係
〒381-0498 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3352-1
電話番号:0269-33-3113