ツキノワグマによる被害を防ぐ

更新日:2024年11月20日

 自然豊かな山ノ内町には、ツキノワグマをはじめとする様々な野生鳥獣が生息しています。町内の山林内では、どこであってもクマと遭遇する可能性があります。

 また、最近は、人間の生活圏における目撃・出没件数が増加傾向にあります。クマによる被害を防ぐため、以下のことに十分気を付けて行動しましょう。

クマと出会わない対策を!

 クマによる被害を防ぐためには、クマと遭遇しないことが一番です。

  • 単独ではなく複数人で行動する
  • 「クマ鈴」や「ラジオ」など音の出るものを身につける(大きな声で話しながら歩くなども効果的です)
  • 糞や足跡などの痕跡を見つけたときは引き返す
  • 夜間、明け方、夕方の行動は控える
  • 音が届きにくい悪天候時や渓流沿いは特に周囲を確認する
  • キャンプや登山では食べ物の匂いを漏らさない、ゴミ等は必ず持ち帰る

里地に寄せ付けない対策を!

 里地に執着したクマは頻繁に集落への出没を繰り返し、森の中で生活できない個体になってしまいます。集落への出没や農作物被害を防ぐために、クマが適正に森で暮らすためにも、クマが嫌がる環境に里地を整備しましょう。

  • 田畑を電気柵等で囲んで守る
  • 山際や耕作放棄地のヤブを刈り払って見通しを良くする
  • 廃果や放任果樹は放置せずに片付ける
  • クマの餌になるものは建物の中で管理する
  • 収穫しないクワ・クルミ・クリ・カキなど、実がなる木は積極的に伐採する

万が一、遭遇してしまったら…

クマ遭遇

あわてない!

まずは自分が落ち着きましょう

多くの場合は、クマから先に逃げていきます

【遠くにいる場合】

  • 声をかけたり、手を振ったりして人間の存在に気付いてもらう

【近くでバッタリ出会った場合】

  • 走って逃げない!背中を見せない!大声を出さない!(クマを驚かせないこと)
  • 静かにゆっくり後ずさりして距離をとる
  • クマとの間に木や岩などの障害物があるようにする

【近づいてきた場合】

  • 撃退スプレーを使用する(風向きに注意)
  • 攻撃してきたら、顔や後頭部を守る(地面にうつ伏せして両手で首の後ろをガード)

関連情報をチェック

長野県内における出没(目撃)マップもこちらから確認できます。

長野県ハンター養成学校の公式チャンネルにて紹介されています。

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興課 耕地林務係
〒381-0498 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3352-1
電話番号:0269-33-1107